Tambourine作業メモ

主にスキル習得のためにやった作業のメモ。他人には基本的に無用のものです。

[Mac] Javaを触るのでEclipseを入れた

しかし、Eclipseはあまり好きじゃない。

好きじゃない理由は、あまりにもよく出来ていて複雑すぎるからだ。大変にIBMらしいソフトウェアだと思う。

IBMという会社には頭が良い人がたくさんいる。そして、みんな自分が頭が良いと思っているので、問題は解決できるものだと思っている。そのため、作成しているソフトウェアに対して、さまざまな要求が押し寄せると、みんなで考えて、いっぱい考えて、なんとか受け入れられる解決をする。

しかし、できあがったものは優しい独裁者がセンスを爆発させてキメたプロダクトや、ボトムアップで現れたクイックハックに勝てなかったりする。まあ、そんな運命な会社である。

そんなEclipseは、「どんな言語でも扱えるスーパーIDE」としてもの凄くよく考えられているが、いったい何がEclipse本来の機能で何がプラグインの機能なのかわからない。どういうやり方が「Eclipse Way」なのか思いが伝わってこない。全部をぶち込んでキレイに整頓してあるが、整理してラップするときに新たな概念を生んでいるので見通しが悪い。

しかしながら、じゃあ、どうすればいいのかと聞かれるとなんとも言えず、あれば使ってしまう。そんなEclipse

うむむ・・・と思ったのは、テストクラスを保存するフォルダを作ってそこに入れたら、テストが見つけてもらえなかったこと。たぶん、慣れた人なら当たり前のことなのだと思うが、ソースコードはソース・フォルダーに入れなければいけないのに、普通のフォルダを作っていれていた。

しかし、「ソース・フォルダー」って何だよと思うわけですよ。で、ググりますと。.classpathに記載があるフォルダが「ソース・フォルダー」ですと。なるほどね。

さて、これはよいやり方なのかな。確かに巧みにラップしているわけだけども、JavaCLASSPATHの概念を越えた「ソース・フォルダー」という新しい概念を入れることが果たして適切なんだろうか。「新たにソースコードの配置先を作ったら、そこがCLASSPATH的にちゃんと扱われるように自動的にしてくれて、かつ、その設定が行われているフォルダには特別なアイコンを与え、そのアイコンが付いているフォルダをソース・フォルダーと呼ぶことにする」。筋は通ってる。便利だ。しかし、これは「プログラマーむけ」に提供するべき機能なんだろうか。なんだろう、この胸のもやもやは。

Visual Studioは、「VSでのやり方」が正なので、逆にあまり戸惑わなかったりする。それはそれで不便なこともあるんだけども。