Tambourine作業メモ

主にスキル習得のためにやった作業のメモ。他人には基本的に無用のものです。

Ubuntu 23.04をインストールしてみる

手元にWindowsマシンが2台あって、1台は仕事場モニターのすぐ脇にあるモニターに繋がっている。もう1台は、ScanSnapの横においてある。

仕事場モニターのすぐ横のマシンは、会社PCでは出来ないような実験をするためにあって、ScanSnapの横のマシンは当然、自炊PDFを作るためにある(ScanSnapとUSBで繋がっている)。

しかし、普段使っていてわかったのは、仕事場モニターのすぐ横に置いてあったとしてもそのマシンを触る度にそのマシンに繋がっているキーボードとマウスを手元に持ってくるのは面倒で、仕事マシンからリモートデスクトップで繋いで使った方が便利だということ。で、ScanSnap用PCも、スキャンしているときはScanSnapの側においたモニターに繋いで扱った方が便利なんだけども、スキャンしたPDFの編集やチェックはリモートデスクトップで繋いた方が便利だということ。とにかく、リモートデスクトップはすごく便利。

もうひとつ、調子が悪くなった先代のScanSnap用PC(CPUはHaswellだった年代物)の代わりに導入したminisforum GK41は3万円以下で買えるくせにWindows11がサックサクで動いてとても素晴らしいんだけども、なんとScanSnapのスキャン画像の取り込みが遅かった・・・。Scan Snap iX1400は毎分40枚読み込めるすごいスキャナなんだけども、ScanSnapが読み終えてもPC側がそれを認識し終わるまでに3倍ぐらいの時間がかかってた。ヘタすれば先代より遅い・・・なぜ?確かにGK41に積んでいるCeleron J4125の能力はしょっぱいけども、Haswell世代より全然マシのはずなのに・・・GPUを結構使ってたりするのかな?

というわけで、実験用PCをScanSnapの側に移動し、ScanSnap関係のドライバといきなりPDFをインストールした。自炊の効率がすごく上がった。

余ったCeleron J4125マシンには、久しぶりにLinuxをインストールしてみることにした。大学院生の頃はThinkpad 240にKondara MNU/Linuxというすっとぼけた日本産ディストリビューションを入れてEmacsgnuplotRubyLaTeX修士論文を書いていたが、実にそれ以来のデスクトップLinuxである。ちなみに、Rubyはあれからずっと使っているが、Emacsを捨ててVim派になったし(仕事でEmacsがないUnixサーバにログインすることがちょいちょいあるので、Vi遣いに転向した)、gnuplotも(そもそもグラフを滅多に作らないなあ)、LaTeXも(CSSがあればHTMLで何でもできるからなあ)、卒業してから一度も触ってない。

もちろん、仕事でLinuxサーバを構築をしたことがまったく無いわけではないんだけども真面目に管理者をやったことは実はないし(私の勤めている会社は、商用のUNIXを売っているのだ)、普段使いのUnixとしてはmacOSはとても快適だ。

とはいえ、デスクトップLinuxのエコシステムをまったく知らないのも恥ずかしい。私用をカンタンにこなせる環境をサクッと作ってみようと思う。次に考えるのは、ディストリビューションなんだけども、完全にド素人なので素直にubuntuにする。仕事と絡めるならRPM系がいいんだろうし、Arch LinuxGentoo Linuxのような玄人好みのディストリビューションに憧れもある・・・が、その辺に楽しくハマる時間はないのである。せめて、LTSである22.04.3ではなく、Lastestである23.04にしておこう。

さて、どうやってインストールするのか。インストールメディアをUSBメモリに入れ、USBからブートさせればよいのだろう。そこまではわかるが、具体的な手法はよくわからない。検索すると

  1. isoイメージをダウンロードし、rufusというWindowsのツールがあるのでそれでUSBへ書き込めばよい
  2. Windowsの設定にシステム > 回復 > 復元 で起動ドライブを選べる(この設定項目の意図としては、Windowsのインストールメディアパーティションからブートさせてシステムの再インストールをするものみたい)

ということがわかった。1つ目は特に問題が無かったんだけども、2つ目の方は初めての体験だった。オールドスクーラーとしては、PCを起動してBIOSメニューに入れさえすればブートドライブを変更することは出来るんだけど、たいていPCごとにBIOSメニューに入る方法が違うので戸惑うことになる。それをUEFIの時代はやらなくていいわけだ(Windowsがすでにインストールされているならば、だけど)。えらい。というわけで試してみたんだけど、USBドライブから起動することは出来なかった。上手く動かずにWindowsが上がってきちゃう。ただ、このメニューからPC再起動直後にBIOSメニューに入ることは出来たので、結局、いつものようにブート設定を変えてインストールできた。BIOSメニュー起動方法は結局知らずに出来たので、進歩と言えば進歩なのかな?

USBからブートしてしまえば、あとのインストールは何も迷うことはないので省略。あ、そうでもなかったかも。以下の点が気になった。まあ、そのぐらい

  • 標準じゃなくてJapanese Remixのisoを使った。そういうものがあるのなら、乗っかっておくべきだろう
  • ディスクのパーティション設定がよくわからなかった。付いてるSSD全体を1パーティションでやってくれて構わないんで「ディスクを削除」みたいな奴を選んでみた。具体的にどういう設定になったのかは、後で確かめてみないとよくわからない。swapとかどうなるんだろう。そもそも、今でもswapパーティションが今でも必要なのかもよく知らない。
  • ファイルシステムを選べるところがあって、LVMとZFSを選ぶところがあったので、LVMにチェックをいれてみた。しかし、LVMはファイルシステムでは無いと思う。何がどうなっているのかはあとで確かめたいし、LVMが使えるのなら、後でUSBハードディスクを挿してPV作ったりして遊んでみたい。